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ファッションの道具として注目され、クラシックフレームにブームの火が灯されたのは、おおよそ10年ほど前。
日本ではアメリカンクラシックが主体となって流行が発生しました。

懐古的デザインブームの全盛期に誕生したマサヒロマルヤマは一転、独自の感性で自然発生的に生まれたブランドです。

後の2020年にメガネ業界では最高の栄誉ある賞とされているフランスのSILMO D'OR（シルモドール）を獲得。

以前より、日本の一部では人気の高かったブランドがSILMO D'ORを受賞したことで欧米で一気に広まりました。

手書きで書いたプロダクトから始まったマサヒロマルヤマのファーストモデル。

『dessin』

ペンで描いたデザインは鯖江の工場では数社に断られ一社だけが生産を請け負ってくれたとのこと。
ブランド創設前に丸山正宏が頭に描いていたプロダクトデザインが初めて完成されたのは2011年。
現在から遡ること10年前に生み出された第一弾のプロダクトがこのシリーズでした。

手書きのぬくもりはありながら、
製造力の高い工場で作られたプロダクトは手作りの感覚とは違って、無機質な印象となり
掛けると冷静でモダンな現代アートに近しい何にも属すことのない姿となりました。


未完成のようなデザイン、
究極までクオリティにこだわった完成品として世の中に投じた第一弾をぜひ手に入れてください。